Ｋ荘行き先：兵庫県
訪問日：2013年5月3日
天気：晴れInnocent Black
2013年5月、私は半年のブランクと共に廃墟を訪れた。
場所は兵庫県は淡路にある、丘の上に隠れる小さな旅館跡地。
一応、下を走る国道からも建物の頭を確認することはできる。
けどそこに至るまでの道は険しく、そして山の中に埋もれている光景が、来るものを無言で拒み続けている。
出版されている廃墟写真集にもたまにある、有名な部屋。
場所が場所なだけに、荒らされている形跡はない。
季節は五月。しかも南の方だけあってあたたかい。そのせいで虫が多い・・・。
本物なのか、おもちゃなのか分からない電話。
崩れ落ちそうな天井。雨が降った日には雨漏りしてそう。
使われなくなった食器棚が、寂しそうに光を反射していた。
散乱した食器類。まだ使えそうなものがたくさん。
２Fへ。
ベランダからの景色はとてもよかった。立地さえよければ潰れることもなかったのだろう・・・。
この建物は、１Fが宴会場。地下が食事処。２Fが宿泊部屋。３Fが風呂になっている。
旅館にしては殺風景な気もするが、それも味なのかもしれない。
緊急用の梯子。もう逃げることはできない。
風呂場は非常に殺風景。
奥はボイラー室など。本来なら立ち入り禁止の場所だった。
３Fの屋上から撮影。仲間が連れてきたダンボー君をパシャリ。
さようなら、、小さな廃旅館。
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