川南造船所行き先:佐賀県
訪問日:2011年4月30日
天気:晴~曇*解体され、現存しておりません。

国道沿いにいきなり見えてくるため、発見には苦労しなかった。
まだ春だというのに草木はその要塞を覆い隠すように絡み付いていた。

凡そ造船所のイメージとは程遠いその建造物は、むしろ何かの神殿に近いものを感じた。

まずはあの中を目指そう。

道路側から入れる場所を探す。

思ったより車の通りが激しく、外周の撮影も結構大変だった。

裏のほうに入り口を発見。
中に入ると撮影している方がいた。
東京から来られたそうで、我々と同じ廃墟巡りをしているそうだ。
松尾鉱山以来の同業者遭遇でテンションが上がりつつ、撮影を開始。

中は思ったより明るかった。

窓は草木に覆われ、その隙間から光が差している。

天井に開いた穴から太陽光が入り、その下の部分だけ草が成長をしていた。


時折、そよ風で草木が揺れる。

作業の心得。



天井は思ったより高く、2階部分もあるようだ。


窓が多い廃墟だが、どれも硝子はなくなり草木が変わりに被さっていた。


どこか幻想的な造り。

廃墟へ行く人たちの中でここの評価が高い理由が納得できる。



まだ入って最初の場所なのになかなか奥へ進めない。

いや進むのが惜しいのか。どこを見ても感動する廃墟だ。

いい加減、奥のフロアへ進もう。
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